矢萩経営労務管理事務所 代表
有限会社人事・労務 代表取締役
日本ES開発協会 会長
大手ゼネコン勤務を経て、1995年に都内最年少の26歳で社会保険労務士として開業。
その後「組織のワクワクをコンサルティングする」をサービスコンセプトに有限会社人事・労務を設立。
社会保険労務士と非営利組織との関わりが重要になると考え、日本ES開発協会を主催。
著書に「ダイバーシティマネジメントの実践」(東京都社会保険労務士会/編・労働新聞社)、
「儲けを生み出す人事制度7つのしくみ」(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、
「ESクレドを使った組織改革」(税務経理協会)等、著書多数。
今年開業25年目を迎えた矢萩経営労務管理事務所と併設する有限会社人事・労務にて、
人事制度や賃金制度設計等の組織開発コンサルティングを中小企業向けに行っています。
弊所は「人間性尊重経営」を掲げ、ES(従業員満足・社員満足)を
土台とした企業の組織作りに繋がるサービスを提供しているのが特徴です。
日本は労働力人口が減少し、AIや情報技術の発達は目覚ましく、
これからの働き方は大きく変わると考えています。
そこで私達は2007年に「日本の未来の”はたらく”を考える」をスローガンに
一般社団法人日本ES開発協会を立ち上げ、「はたらく」事について様々な取り組みを行ってまいりました。
2017年8月に農と食を通じたつながりある町づくりを目指す団体として903シティファーム推進協議会を立ち上げ、
「自然」「働く」「組織」の3つの融合を目指して活動しています。
労働力人口が減るという事は、
社会保険労務士のお客様である会社が減っていく事も意味しますから他人事ではありません。
東京に限らず地域には必ず中心的な存在になる元気な企業があります。
そのような存在になる会社を後押しし、中小企業が元気になれば雇用の器が生まれます。
その輪が更に広がれば日本の働く層、
「はたらく力」を増やす事ができ日本全体の元気に繋がるでしょう。
しかし、複雑な世の中なので私達だけではできない事もあります。
その為、異なる専門分野を持つ人、
地域やコミュニティと連携しながら”日本の未来の新しいはたらくカタチ”を創ると共に、
活動を実践するイノベーターや地域企業を増やしていく。
このように多様な繋がりの中から価値を生み出す活動が「はたらく力増量計画」です。
人が幸せを感じるのはどんな時か?
哲学者の和辻哲郎は、人は人とのかかわり、自然とのかかわりからしか、幸せを感じない生き物であるといっています。
私達は、非効率的でもたくさんの方々が関わる農業を職場に取り込み、つながりを大切にした幸せな職場を目指しています。
毎週行われる軒先マルシェや年2回の秋葉神社での田心マルシェ、畑仕事等を通して体感して頂きます。
ダイバーシティは中小企業にとってイノベーションの起点になるものです。
私達も短時間正社員制度、学生や外国人インターンシップの受入等、積極的に取り入れています。
多様なメンバーがいる事で相手の事を考えた仕事ができ、
ユニークな発想が生まれます。
私達の行動哲学は「修己治人(人を治める者は己を修める)」の精神です。
コンサルティングをするにおいても、畑をやってみるにしてもこの言葉が原点です。
体感しているからこそ伝えられる事があります。
これからは会社も個人も、仕事に加えて地域の繋がりを加えた2つの顔を持つ事が必要ではないかと思います。
新しい働き方は何なのかを考え、自分自身が制度を作ったり、地域に働きかけをしていける。
何事もまずはやってみようと考えられる。そのような方に入社していただき活動に参加して欲しいと思います。
私は大学卒業後2年間他社で勤務した後に入社し、
勤続10年になります。現在人事労務コンサルティング担当として働いておりますが、
実は入社前は社会保険労務士がどのような仕事をするのか良くわかっていませんでした。
最初は足を引っ張っていましたが、代表を含め手本となる人事労務の専門家が社内に多くいるので、
様々な事が勉強でき成長したという実感があります。顧問先様の想いに耳を傾け、
人事評価制度や賃金制度設計等の人事労務業務に携われる事は、
独立を視野に入れた方にとってもとても良い経験になると思います。
社会保険労務士事務所の仕事は机に向かってコツコツと行うイメージですが、
弊所は仕事をしながらも会話が多いので、一人で仕事をするというよりも、
コミュニケーションを取りながらみんなで助け合って仕事をする環境です。
また、グループの活動を通じて農業体験や地域の方と交流する機会もあります。
このように社会保険労務士の業務と直接関係ない活動に対し、
参加してみたい、一緒に楽しみたいと思える人にとっては、とても面白い職場だと思います。